各種コーヒーメジャースプーンの計量の誤差

2015/4

ある時、淹れたコーヒーがどうしてもまずくなってしまい、どうしてだろうと散々悩んだ挙句発覚したことは、コーヒーメーカーの付属品らしい変な計量スプーンで正しい計量ができていなかった事が原因でした。常に安定的でおいしいコーヒーを淹れるには、豆の計量と抽出量の測定は必須です。

<測定結果>

カリタ・東芝はすりきり一杯のグラム数。ハリオは10gのメモリ。
  カリタ(10g仕様)  ハリオ10gに合わせる  東芝コーヒーメーカーの付属スプーン
秋元珈琲焙煎所の深煎りブレンド   8g 8g  7g
shozoの深煎りモカ   8g 8g  7g 
shozoのカフェオレブレンド 8g  8g  7g 
タンザニアの中煎  10g  11g  9g 

<大まかな目安>

  カリタですりきり1杯  ハリオですりきり1杯 
 浅煎 10g  12g
 深煎 8g  10g 

という大まかな目安はあっていいと思いますが、初めて出会うお豆には「はかり」を使いたい。

<ご参考までに〜豆の量とコーヒーの量〜>
10gの豆に対して取り出すコーヒーは120ml以下にしたい。それより薄まってしまうと、多分誰が飲んでも「青臭さ」を強く感じてしまいおいしくないと思います。しかし少量の青臭さは「コーヒーの深い味わい」を作る元でもあります。青臭さがないと薄っぺらい風味のコーヒーになってしまいますので、青臭さが出る前の濃いコーヒーを作り、それをお湯で薄め調整するような残念なことはしない方がいいと思います。香水にもいい香りの中に臭みが入ってより良い香りを作り上げるのと一緒です。

BACK

(C) 2015 後藤珈琲研究所