2015/6/14・2017/5修正

ガラスコーティング施工車のイオンデポジット(雨ジミ,水垢,輪ジミ)対策

<はじめに>ウルトラグラスコーティングneoを施工してもらって、納車後1週間、2メートル離れたところから気になるほどの想定外に多数の輪ジミが形成されていることに気付きました。車は好きですが、ボンネットの開け方も知らない私ですが、ちょっと勉強して、原因を調べました。

<経過>
#5月29日納車
#5月30日、運動会のため、学校校庭に駐車。砂埃による汚れひどし
#5月30日〜6月7日、ホースで水道水を浴びせるだけで、一見汚れが落ちたように見えるので、この作業を連日繰り返す。この際、水滴放置。
#6月8日、多数のイオンデポジット発見。水道水を浴びせるだけでは、結局泥の斑点が残ることに気付き、マイクロファイバークロスできれいに拭いてみたところ、多数の輪ジミを見つける。この日は時間なく放置。
#6月9日、輪ジミに対し、ウルトラグラスコーティングneo付属のコンディショナー(6649e:ガラス系コート剤塗布))を使ってみるも効果なし。次に別の付属のクリーナー(6649c:たぶん極微な研磨剤)を用いたところ作業した場所全てのイオンデポジットを除去達成。ネットでは付属のクリーナーでは除去できないとの情報が大半ですが、早いうちなら効く様です。作業時間、車全体で30分。
※作業のコツ。クリーナー6649cの作用機序は、ガラスコーティングに乗っている不純物をからめ捕るイメージです。ですので、乾いた状態で作業をしないと、水分子ばかりからめ取ってしまって、輪ジミの原因物質をうまく絡めとれません。
 

#6月12日待望の雨、雨水が水滴状に残っていることを確認し放置。


#6月13日、快晴、昨日の水滴は乾いているものの、雨ジミは着いていない。

<結論>以上の経緯から、今回の輪ジミの原因は雨水の放置にあるのではなく、いい加減な水洗いのために水道水の不純物が残ったイオンデポジットであることが判明。そして、万が一イオンデポジットができてしまっても付属のクリーナー6649c(たぶん極微な研磨剤)で輪ジミは落とせることも分かりました。しかし、一台を作業するのに30分を要するので、とにかく水道水の水滴を揮発させないことを徹底することにつきますが、とはいっても水滴が残らないようにいくら注意しても、不意な散水や子供の水鉄砲などの被害はさけられそうにありません。こうなるとイオンデポジットはできてしまって仕方ないものとして、それをどう効率的に処理するかを考えた方が合理的だと判断しました。その方法を「ガラスコーティング施工の車における、イオンデポジットの効率的な除去法」で紹介します。(2015/7/26)

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