LinuxMint19.2でFlashTool-0.9.25.0を動かす

2019/11/11

現時点でFlashToolは0.9.27.0が最新ですが、LinuxMint19.2で容易に動かせるのは0.9.25.0まで。

FlashTool-0.9.25.0-linuxはここからもダウンロード可

flashtool-0.9.25.0-linux.tar.7zを解凍して適当な場所に置く。
FlashToolフォルダの中で右クリック、「端末の中で開く」からターミナルを開く。
「sudo ./FlashTool」と入力すると起動できると思う。ちなみに「./」は現在のディレクトリを指定するという意味らしい。

FTFファイルは「root/.FlashTool/firmwares」に置かないといけない。
rootのフォルダなのでファイルブラウザの開くことができない(僕レベルでは)。なので、ターミナルでコピーする。
例えば「ダウンロード」フォルダの中にある「st18i world.ftf」を「/root/.flashTool/firmwares」にコピーするには、
$ sudo su
# cp 'st18i world'.ftf' /root/.flashTool/firmwares
ファイル名にスペースがある場合は「'」で囲まないといけない。

とりあえずこの作業だけで起動してFTFファイルを選ぶことができました。rom焼きなどが正常にできるかどうかは試していません。

flashtoolのlinuxへのインストールの説明には以下のような記述があり、linuxでflashtoolを動かすために以下の設定をやってくれという。

なぞの暗号文だ。

pwdコマンドは今いるディレクトリの確認らしい。/etc/udev/rules.dに入れということだ。
llコマンドはそこにあるファイルの名前と権限を示してくれる。「51-sony.rules」を作れということだ。*sony*の記述はよくわからない。
そしてcatコマンドはファイルの中を示してくれる。「51-sony.rules」に「SUBSYSTEM=="usb", ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="0fce", ATTRS{idProduct}=="*", MODE="0777"」と書き込めということだ。

以下のようにroot権限を執行してviコマンドで書き込めばOK

$ cd /etc/udev/rules.d
$ sudo su
# vi 51-sony.rules とやって
SUBSYSTEM=="usb", ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="0fce", ATTRS{idProduct}=="*", MODE="0777"」と入力 
保存の方法に手惑うと思う。「:」を押すとカーソルが一番下に行くとのでそこに「wq」でエンター。wqは保存と終了のコマンド。

どうにかできた。これで「pwd」「ll」「cat」をやってみたとき、上の暗号と同じ答えがでるようになる。

ちなみに説明書の中のSave user filesということで
tar czf ../users.tar.gz firmwares custom/mydevicesを実行しろと書いてある。
FlashTool-0.9.25.0-linuxで指定されるfirmwaresの場所はroot/.frashTool/firmwaresなのでこの作業は関係ないかもしれないが、一応説明。
このコマンドをペーストして実行するとfirmwaresとmydevicesはないよとエラーがでるので、FlashToolフォルダ直下にfirmwaresフォルダを、custamフォルダ直下にmydevicesフォルダを作ればエラーは消える。
また、上のコマンドラインの「../」は一つ上のディレクトリを指定するという意味らしい

(C)GOTO Takasi