ごとうさんちの疼痛治療(β版) 運用事例

#具体的な治療の流れがイメージできないとの指摘をうけましたので、僕の治療理論の運用例を書いてみます。
#雰囲気が伝わればいいと思います。
#詳細は、ごとうさんちの疼痛治療(β版)理論編をご参考下さい。

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<例1>
平成26年4月某日 50代女性 寝違う

2日前、朝、目が覚めた瞬間より首から右肩にかけての疼痛を認識。
受診までの2日間、症状に変化はないとのこと。
初検時、安静時において、首から右肩にかけて疼痛。
また、首から左肩の痛みのため、首、右回旋不可。

(一日目)
うつぶせで寝てもらい
患者の背中で脈診と手掌診。異常なし。
次は局所観察。
頚部ー肩ー背中ー胸あたりまでををくまなくFTすると、頚部両側にアイシングのサイン。
斜角筋をターゲットに15分。アイシング。
※アイシングの温度は、例えば保冷剤をハンドタオルでひと巻した程度がジャスト
※アイシングの効果として以下を想定
@筋繊維の伸張
A活性酸素の生産の阻止

15分後、アイシングを外し座ってもらう。
じっとしてても辛かった疼痛はかなり軽減したとのこと。
しかし頚部右回旋は困難な様子
再び患者伏臥位。
背部で脈診と手掌診。異常なし。
頚部周囲をくまなくFTで探ると、頸椎2−3の棘突起間と、胸椎1−2の棘突起間に通電のサイン。
SSPを一対を用い、上記のサインのポイントに15分通電
※通電の効果として以下を想定
@FTの示すポイントに連結する筋に、等尺性収縮後筋弛緩を起こす
A上記の収縮の力を借り、FTが示したポイントの膠原繊維(靱帯や腱)にストレッチがおこる

15分後起きてもらう。
右回旋の可動域はほぼ復活
「おお。動く。」と患者
しかし、右を向いた時に違和感が気になるという。
頚部周辺をまさぐりながらSTするも、STを感じない。

この感じだと数時間放っておけばより良くなる気配だが、
なんか不満そうだし、しかたがないので、首から右腕にかけて、アナトミートレインのいうところの深前腕線ー深後腕線を中心に
大まかにマッサージすること1分。

起き上がってもらい、
「どうですか?」
「右向くとまだ違和感があります」
「辛いほどですか?」
「んんん・・・辛いほどではないですが・・・」

おそらく、ほとんど問題ないんだろうけど、
しかたがないので、全力集中で首周囲をまさぐるようにFT
すると、第二胸椎棘突起から右に2センチあたりに、「弱〜く」スーパーライザーのサイン
膜のつっぱりによる疼痛を想定
指でリリースでもいけそうですが、スーパーライザーでリリースの方が短時間で達成できます。
スーパーライザー2200の70%出力で、患者が「熱い」というまで連続照射
時間にしておよそ20秒照射。
※上記の出力だと、急に熱くなることはないのでいい感じ。
※スーパーライザーの効果として想定していることは、例えば手術跡に照射すると伸びることから、膠原繊維の弛緩
「はい。みぎむいて〜。ど〜ですか」
「あ。なんともなくなりました」

(翌日2日目)
動かしても痛みはなくなったが、首の右側に違和感を訴える。

伏臥位になってもらい背中で脈診ー手掌診
異常なし。
頚部まさぐりFT・・・主訴部の第2頸椎棘突起右1センチ付近に通電のサイン
15分通電。

「どうですか?」
「こんどは背中の方がぁ」
第二胸椎右わき辺りに通電サイン
「じゃあ、また電気かけちゃいます」
15分通電

15分後、FTで観察しても異常が見つからない。
「どうですか?」
「こんどまた最初のところが」
第二頸椎右わきに弱いST。スーパーライザーを熱さを感じるまで照射。
「どうですか?」
「むむ・・・まだすっきりしないかも」
もう悪いところが見えない・・・多分もう大丈夫だよと思いつつ、
とりあえず、首から肩背中にかけて、深い筋肉の層をターゲットにマッサージすること数分。
起きあがらせて、「どうですか?」
「んんん・・・。」
「辛いほどですか?」
「いやいや。気にしなければ多分気にならない程です。今日は最初から辛さはないですよ。」
「・・・。じゃあ、今日はこれで様子みてくださ〜い。」

お会計時、「あ。なんともないかも。」
なんだよ「かも」って。もう、ほほ笑むしかない。

(1週間後。3回目の予定日)
電話「トゥルルルル」
「はい。ごとう整骨院です。」
「もう問題ないのでキャンセルしま〜す」
「よかったですね」

みたいな
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