コーヒーをしょっぱく感じ、さらに、口に何も入れてなくても「しょっぱさ」を感じるようになってしまった時の対処

2017/5/4

<はじめに>
昨今コーヒーに没頭していまして、至極のコーヒーをドリップすべく、コーヒーの味見を1日に1L程度を毎日繰り返していたら、ある時急に、コーヒーの味がしょっぱく感じる様になり、さらには何も口に入れていないのに常にしょっぱさを感じる様になりました。より深く煎ったやつ程しょっぱく感じたので、おそらく脳が苦味を塩味と錯覚してしまったのだろうと思います。ビールの苦味を旨いと感じるあれと同じ仕組みなのだと思います。先に言っときますがこんなもの病気じゃない。ただ、コーヒーをしょっぱく感じてしまっては本当においしくない。問題はそこですから。結局回復しましたので、その経過と考察を書きました。

<症状>

コーヒーをしょっぱく感じる。さらに、一日中、口の中がしょっぱく感じるようになる。

<一般的診断への批判>
ネット上を見渡すと、同じ悩みを抱えた人は結構多いように感じます。そして悲惨なことに、病院を受診するものの素人が聞いても明らかにヘンチクリンな診断をされ、改善しない人ばかりが目につきます。一般的な診断と治療は、間違いだと思われます。それら診断がどれだけヘンチクリンなのかを、ちょっと考えてみましょうよ。

@亜鉛不足という診断について・・・「亜鉛不足でしょう」と言われた人が最も多いようですが、この診断はありえないですよね。亜鉛は、味を感じる味蕾(みらい)を作るのに必要なものらしいので、亜鉛の不足で起こることは、味蕾の数が減ること。味を感じる所が少なくなるんだから、亜鉛不足の本当の症状は、たぶん「感じない。味が分からない」が正解じゃないでしょうか。このケースでは、感じ過ぎちゃっているんです。亜鉛は関係なさそうです。
A胃酸多過という診断について・・・胃酸多過という意見もおおいけど、これもないですよね。口の中で感じている味は胃酸の味ですか?
B舌苔・・・舌の白い汚れは変な味がするから、除去することで改善するかもしれないが、この作戦で改善した話もWEB上で見かけないので、あまり関係ない気がします。
C味覚障害という診断について・・・「味覚障害」この単語は、「先生、味覚が変なんです。」というあなたの訴えを「ああ、味覚障害ですか」と言い換えただけのものです。ちょっと難しい言葉に言い換えてみただけです。医療従事者が解決策を提案できないとき、自分のプライドを傷つけず、患者をけむに巻く技法です。一見重大な病気に聞こえ、恐れてしまう人も多いでしょうが、安心してください。ただ、あなたの訴えを言い換えただけですから。その単語は、なんら原因を指摘していませんから。

<対処案>
病院に行ってもろくなことにはならないので、以下のようなことをやってみたらどうでしょう。

@酸っぱいサプリメントやレモンなどを舐め、「震えるほどの」すっぱさを感じる。眉間にしわがよるほどの強烈なすっぱさを味わうことで、味覚がリセットされるかもしれない。こつとして、口腔の上壁にもレモンやサプリを当てるようにするといいかもしれない。私の場合、「大塚製薬:ネイチャーメイド:マルチビタミン」をかみ砕き舐めることで回復。
A首や顎の疲労感をとるために、マッサージなどをしてみる。(疲労感が味覚異常を助長しているのかもしれない。)
B塩分摂取を控えてみる。(しょっぱいものを食べ続けると、口内がしょっぱく感じるようになる経験から)

僕の場合上記の方法で回復したことから「疲労感」と「気のせい」が原因なのかもしれない。「大変な病気だ」と大騒ぎする人がいますが、だいたいご飯をおいしく食べれてるのですから、半分気のせいなんですよ。病気の要素のかけらもないですよ。深刻に考えるから、余計に気になってしょっぱく感じるんです。あくどい医者のいいカモですよ。
しかし、気のせいがここまで強烈だとは知らなかった。甘みに意識を向ければ塩味はきえるんだけど、気を抜くと塩味が襲ってきますよね。焦る気持ちは分かりますが、こんなもの病気じゃない。
執筆している今、味覚に異常は感じられない。コーヒーも美味しく飲めていますが、よくよく口腔に気を配ると、「舌先」と「口腔上壁」にピリピリ感を感じ、ほんの若干しょっぱいようなカライような感覚を感じます。これは、異常を感じないずっと前からあったんだと思う。おそらく耳鳴りでいうところの「生理的耳鳴り」のようなものが味覚にも存在するのかもしれない。

<発症から回復までの経緯>
発症当日のこと。まず緑茶を飲んでみた。顎や首界隈に電気治療をしてみた。チョコレートを食べてみた。歯及び口腔全体を磨いてみた。いずれも効果なく翌日も口内はしょっぱいまま。コーヒーもまずく感じるまま。
翌日、ふと、酸っぱいビタミンのサプリメント(大塚製薬:ネイチャーメイド:マルチビタミン)を噛み砕き、酸っぱさを味わったら、途端、常にあったしょっぱさが消え去りました。コーヒーの苦味も正常に感じ、おいしく飲めるようになりました。その後数日間、時々しょっぱさが襲ってきますが、同様に強い酸味を味わったり、レモンの味を思い出すなどして、しょっぱさは撃退できていました。
そこから数週間後再発。さっそくビタミンのサプリメントを噛み砕き酸っぱさを味わうも、口内がしょっぱく感じる問題は改善しない。代わりに今度は、首と顎周辺に数秒、電気治療器を当ててみたら劇的にしょっぱさは収まりました。以降の再発はなし。

<あとがき>
苦痛という人の弱みに付け込んで、馬鹿にする医者も医者だけど、馬鹿にされたことを真に受ける受診者も大概にした方がいいですよ。ちょっと調べて考えれば、病院の診断が正しいかどうかは、わかると思います。そんないい加減な判断に、時間をかけて通院し、薬に無駄なお金をかけ、トンチンカンなアドバイスを頂き、あげく悪化などしたらアホもいいとこですよ。いい加減なことをもっともらしく言い人を惑わす悪い医者は本当に嫌いです。
耳鳴りの話ですが、正常な人でも気付かないだけで実は常に耳鳴りはしています。生理的耳鳴りというらしいですが、「し〜〜ん」ってやつです。気にしなければまったく気になりませんが、一度気にしだすと案外気になります。この「しょっぱさ」も同様なものなのかもしれない。現に、今現在、僕の味覚は正常に戻っていて、コーヒーの苦味もおいしい苦味に感じますが、そんな今でも、口の中によくよく気を向けると、舌先と口腔上壁にピリピリ感を感じ、そのピリピリがしょっぱい様なカライ様な、そんな感じを感じないわけでもない状況です。思い起こすと、この感覚は前からあったことを思い出します。以前は全く気にならなかったのが、気にしだすと気になってしまうんですね。何かを味わう上で支障がなければ、それは気のせいです。上記の対処してもなを気になってしまうようなら、一度気にすることをあきらめましょうよ。あなたの疲労に感じる何かしらがなくなったタイミングで、きっと症状は改善しますよ。絶対にやってはいけないのは、無駄に病院などいく事だと思う。不安にさせられ、変な薬を出されて、その不安と副作用で余計おかしくなるのがオチですよ。
明らかに間違いな治療に振り回されてはいけない。

(C)GOTO Takasi